第24回 鳥屋野潟の恵みを考え、食する会

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Date.2024.02.08

2024年2月4日(日)「第24回 鳥屋野潟の恵みを考え、食する会」が開催されました。
この会は、鳥屋野潟の恵みに感謝し、潟について考え語り合おうと、鳥屋野潟の魚が旬を迎えるこの時期に毎年実施されています。

第1部に講演会、第2部に食する会の2部構成で開催され、ディレクターの松浦柊太朗が講演会の登壇者の1人として「鳥屋野潟での映像取材を通して」というテーマでお話をしました。

新潟県地域振興局地域整備部による「鳥屋野潟整備計画について」、新潟市環境部環境政策課による「ラムサール条約と鳥屋野潟について」の2つの講演後の登壇ということで、鳥屋野潟の自然と人々の多様な関わりをテーマにした映像「Lagoon Neighborhood TOYANOGATA vol.2」と、潟の漁法と食文化をテーマとした「鳥屋野潟の漁と食の文化をつなぐ」の2本を上映し、鳥屋野潟での取り組みや映像取材を通して考えていることをお伝えしました。

「鳥屋野潟での取り組みや映像取材を通して考えていること」として最後にお伝えしたことが、この3つ。

  • 鳥屋野潟は人と時代に大きく影響を受け、左右してきた潟。人と潟が良い関係であることで、潟もよい状態であれるのではないか。
  • 関わることで魅力に気づき、大切に思えるようになる。逆に関わらなければその存在は忘れられる。人々が「ポジティブに」鳥屋野潟に関わりつづけることや関わる機会をつくることが大切。
  • できごとや取り組みは記録をして、情報にアクセスできるようにしておくことが大切。アーカイブが、未来を生きる人々にとってのヒントとなり、道しるべとなる。

これは鳥屋野潟での取り組みだけでなく、他の地域や、事業におけるデザインにも通じることだなと、改めて認識する機会にもなりました。

講演会後は「魚を食する会」が行われ、鳥屋野潟の魚を使った料理を味わいながら参加者のみなさんとの交流を深めました。

鯉のうま煮
メナダ(ボラ)のフライ
鯉と鮒のミンチボール揚げ

鯉と鮒のつみれ汁

鳥屋野潟漁協組合長の増井さん。
今年は暖冬の影響で網を突き破るほど魚の元気がよく、魚を獲るのが大変だったそうです。

食する会の料理を担当した佐藤豊さん。

貴重な機会にお声がけいただいた山潟地区コミュニティ協議会さん、鳥屋野潟漁業協同組合さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

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