中山間地域のデザイン – 里山ボタニカルの取り組み –
里山は古来より日本に存在してきた、人と自然が共存していくための高度なシステムであると私たちは考えています。
新潟県上越市の中山間地にある安塚は、過疎と高齢化が進む一方、魅力的な棚田の風景や美しい自然に囲まれた、豊かな地域です。
私たちは、この地域の里山に自生する樹木や、小さな植物たちに着目しました。一見、何気なくただ生えているだけに見える植生も、丁寧にみつめてみると、それぞれ愛おしく感じられるような個性や、深いストーリーをもっていることに気付きます。
植生や自然環境、先人より受け継いできた棚田の風景をより深く理解し、植物がもつ美しさや土地ならではの深いストーリーを、デザインを通して伝え、受け継いでいきたい。そんな想いで、ローカルブランド「里山ボタニカル」を立ち上げ、中山間地域のデザインに取り組んでいます。
W | Yuma Matsuura |
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PH | Shutaro Matsuura |