
組織と事業の転換点で
未来への歩み方を考える組織のデザイン
協同組合 人田畑「これからの組合の話」
Client | 協同組合 人田畑 |
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Workshop Design | Shutaro Matsuura |
Facilitation | Shutaro Matsuura |
「協同組合 人田畑」による、組織のこれからと次のアクションを考える取り組み「これからの組合の話」に伴走しました。
人田畑は、自然栽培や有機栽培を中心とする新潟の農家による協同組合。2017年に設立し、組合員数や売上規模などの成長を重ね、組織としても事業としても次のフェーズへの転換期を迎えていました。同時に、設立当初に掲げたミッションや現在の事業内容を見つめ直し、これからの組合について考える必要性を感じているタイミングでもありました。
変化のタイミングにある人田畑が、よりよい組合となり、よりよい活動をしていくために、これから何を目指していくのか、どこに人やお金などの資源を投入していくのか。人田畑の未来と次の1歩をともに考えました。

「これからの組合の話」では、組合員を対象とする2日間のワークショップを設計・実施しました。
1日目は、組合のこれまでと現状を捉える時間。現在のミッションや事業内容をあらためて確認し、ミッションと事業内容との適合やギャップなどを個人とグループでそれぞれ思考し、共有していきました。当然ながら、参加農家それぞれで組合への参加目的や参加意義もさまざまです。また、組合への参加のタイミングなどによっても、ミッションや事業内容への理解や共感が異なります。そこで、まずは一人ひとりが持っている組合への認識を言語化・共有し、その上で組合の現状とミッション・事業内容との関係について考えていきました。




2日目は、組合のこれからと次のアクションを考える時間。1日目のワークを踏まえて、組合のミッションの再解釈をした上で、As is(現状)/To be(ありたい姿)を認識し、次の1歩となるアクションをつくっていきました。






「これからの組合の話」を実施すること自体が、人田畑が次の未来をつくる一歩目のチャレンジ。これまで一つひとつ積み重ねて成長してきた歩みを大切にしながら、組合員一人ひとりの考えやその違いを共有し、あらためて今と未来をみんなで考える場を設計することで、人田畑がこれまで以上に結束して自信や勇気をもって次の一歩を踏み出せる機会となることを目指しました。
ワークショップを経て、さらなる議論やアクションも展開されています。