
経営に「デザイン」を導入し
ビジネスと地域をアップデートする
潟マルシェ デザイン経営研修プログラム
U・STYLEが取り組んでいる「潟マルシェ」の事業者を対象に、デザイン経営研修プログラムを実施しました。
新潟市鳥屋野潟をフィールドとする潟マルシェには、規模を問わず意志や思いをもって事業や活動をする多様なメンバーが参加しています。そこに集う参加者それぞれのビジネスや取り組みがアップデートされることは、私たちが活動する地域=新潟をよくすることにもつながっていきます。
そこで潟マルシェに関わる方々とともに、マーケットのみならずコミュニティとして地域に価値を生み出す存在になることをめざし、経営に「デザイン」の思考法や手法を取り入れ、それぞれのビジネスや取り組みをアップデートし社会との美しい関係をつくっていくための、デザイン経営研修プログラムを実施しました。


▼ プログラム概要
【Program1】
デザイン経営講演会「地域や中小企業におけるデザイン経営入門」
【Program2】
ビジネスアップデートプログラム「デザイン経営の視点から、自分のビジネスと人・地域・社会を編み直す」
【Program3】
プログラム成果発表会 & デザイン経営講演会
デザイン経営とは?
デザイン経営とは、企業価値を向上させるために「デザイン」を活用する経営のこと。社会・経済の構造が大きく変化し、経営のあり方が根本的に問われている中、デザイン経営は企業が生き残るため、さらには成長するための手段として期待されています。
人、地域社会、さらにその外側に広がる社会までも含めた「人間」に徹底的に向き合いながら、企業の「人格形成」「文化醸成」「価値創造」に取り組むことで、競争力と共創力を高め、ひいては持続力を向上させる営みです。(参考:特許庁「中小企業のためのデザイン経営ハンドプック2」より)
また今回の研修プログラムでは、講師・アドバイザーとして、日本を代表するデザイン思考の実践者であり、デザイン経営の推進をリードするKESIKI 石川俊祐氏に参加していただきました。

石川俊祐 氏
(株)KESIKI代表取締役CDO/(株)ウッドユウライクカンパニー代表取締役/多摩美術大学TCL特任教授/旭川市最高デザイン責任者(CDP)
◆プロフィール
ロンドン芸術大学 Central St. Martins 卒。Panasonic Design Company、PDD Innovations UKを経て、 IDEO Tokyo のデザインディレクターとして立ち上げに従事。その後、BCG Digital Ventures Head of Design を経て、現職。 数多くのイノベーションプロジェクトに携わる。 D&AD やグッドデザイン賞、全国各地のデザインセレクションなどの審査委員を歴任。近著として 『HELLO, DESIGN 日本人とデザイン』(幻冬舎)など。
【Program1】
デザイン経営講演会「地域や中小企業におけるデザイン経営入門」
デザイン経営とは何か、デザインにできることは何か、地域や中小企業におけるデザイン経営の導入や実践などについて、日本を代表するデザイン思考の実践者であり、デザイン経営の推進をリードする石川俊祐氏による講演会を開催しました。




【Program2】
ビジネスアップデートプログラム「デザイン経営の視点から、自分のビジネスと人・地域・社会を編み直す」
デザイン経営の視点から自分のビジネスと向き合い、アップデートするための3回の連続講座を行いました。
パーパスを繰り返し問い・見定めながら、事業の捉えなおし → 社会との関係を考える → 次の一歩をつくる のプロセスを踏んで鳥の目と虫の目を往復し、それぞれのビジネスやプロジェクトに向き合いました。
Program2-1 「自分のビジネスを見つめ直す」
Program2-2 「人・地域・社会との関係を考える」
Program2-3 「実践・実装に向けたアクションプランをつくる」
・参加事業社:11社
・ファシリテーション:U・STYLE






【Program3】
プログラム成果発表会 & デザイン経営講演会
Program2参加事業者による成果発表と、石川俊祐氏による講演&フィードバックを行いました。
成果発表では各事業者がProgram2を振り返りながら、学びや気づきとともにそれぞれのパーパスやビーコンプロジェクト(パーパスやビジョンに向かう狼煙をあげるプロジェクト)を発表しました。
石川氏によるデザイン経営講演会では、成果発表へのフィードバックとともに、デザイン経営において重要となる「問い」の立て方など、より実践的な内容について講演をしていただきました。








