新潟・庄内ディスティネーションキャンペーンの一貫で新潟駅万代口にて2日間にわたって開催したイベント「NIIGATA LOCAL FOOD GATE／NIIGATA LOCAL AREA GATE」にて、プロジェクト全体の企画・ディレクション・デザインを担当しました。（企画・ディレクション・運営・ポスターデザイン・写真パネルデザイン・撮影ディレクション等）

『新潟ローカルショートトリップ』を共通テーマに、「NIIGATA LOCAL FOOD GATE ：新潟の“食”に出会う」「NIIGATA LOCAL AREA GATE：新潟の“街”に出会う」の2つの切り口から、駅前の公共空間を活用したローカルマーケットと街の写真展を実施。駅からの長い旅路ではなく、新潟駅から気軽に行ける小さなエリアの魅力に出会うことができ、そのエリアに足を運ぶきっかけをつくろうという試みです。新潟駅・万代・古町・沼垂・鳥屋野潟・亀田の6エリアを中心に、それぞれのエリアの食と街との接点を新潟駅につくりました。

「NIIGATA LOCAL FOOD GATE」では、マリールゥの鈴木さんと共同企画でマーケットを開催。地域の食文化を大切にする各エリアの飲食店とオーガニックマーケット「おひさま日曜市」がコラボしたオリジナル駅弁の開発・販売、地元ロースターによるコーヒースタンド、各エリアの酒屋を紹介しながら行う地酒角打ち、米粉や地域の食材を使ったお菓子の販売などを行い、食と人を介して新潟の食文化と街に出会えるきっかけをつくりました。

参加店舗
・DELI & RESTAURANT piatto giorni
・WATAGO-FOOD & ETHICAL
・Oldtown Dessert Company
・pursweets and
・mullet
・TABI BAR & CAFE from SUZUVEL
・HOSHINO koffee & labo.
・Bar Book Box
・にいがたオーガニックマーケット「おひさま日曜市」（食材提供）

「NIIGATA LOCAL AREA GATE」では、新潟在住のフォトグラファー・花沢美音さんと6つのエリアをめぐって撮った街の写真を、エリアごとのパネルにして駅前広場に展示。初めての街でも、見慣れた街でも、自分以外の誰かの視点で切り取られた街に新たな発見が生まれることを期待し、フォトグラファー視点で切り取られた街の写真から、そのエリアに足を運ぶきっかけに繋がることを目指しました。

告知ポスター

広域な観光キャンペーンの取り組みの一貫ながらも、あえて駅からすぐのエリアに目を向け、観光の方にも地元の方にも、身近なエリアや新潟の日常に数多あるローカルな魅力に出会えたり、再発見してもらえたりするきっかけがつくれたらと願っていました。観光コンテンツとしても、その地の日常にある光に触れることは、充実した旅の要素になると考えています。

私たちにとっても改めて新潟市を再発見するとともに、マーケットや写真展を通じてご一緒した新潟の方々との繋がりが広がり、深まる貴重な機会となりました。

※新潟駅万代口は、駅周辺の整備事業に伴い現在閉鎖されています。