自然のめぐりが醸す酒 U・STYLEが挑む新しい日本酒づくり(クラウドファンディング挑戦中!)

  • Project
Date.2023.02.28
2023.3.15 スタート! Makuakeにてクラウドファンディングに挑戦中!(2023.4.14まで)

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地域に根をはり、地域の価値創出や継承のデザインに取り組んできた、U・STYLE。この春、里山を未来につなぐ新しい日本酒づくりにチャレンジしています。新潟県上越市の「安塚(やすづか)」という地域の里山を舞台にした、自然の作用を最大限に活かした日本酒です。

米も日本酒もつくる、デザイン会社。そんな私たちだから、ごはんを食べることも、お酒を飲むことも大好きです。

でも目的はそれだけではありません。一番の目的は、新潟県上越市にある安塚(やすづか)という小さな里山の地域を、よりよく未来につなぐ一歩にすることです。

安塚は、代表である松浦和美の故郷でもあります。2018年から、この安塚の地で里山に着目した地域のデザインに取り組んできました。

代表の松浦の家系で代々つないできた棚田を引き受け、農薬や化学肥料を一切使用せずに米をつくることから始めた、里山での取り組み。現在は「里山ボタニカル(satoyama-botanical.com)」というブランドを立ち上げ、里山の植生や季節の恵みなども取り入れながら、現代の暮らしや感覚に合う形で商品化して販売するにいたっています。

安塚の里山やそこにある営みを知ってもらい、里山で人と自然がよりよく共生しつづけるための一歩としたいと思っていけたら。
そのような想いや背景をもとに、私たちが栽培したお米から生まれるお酒です。


※ ラベルのデザインは現在制作中のためイメージです。

安塚の里山から生まれた日本酒「MANDOBA」

できあがった日本酒の名前をMANDOBAといいます。U・STYLEが、このお酒の原材料米を栽培している田んぼ「万燈場(マンドバ)」に由来します。安塚・大原集落の山を奥へ、奥へと登っていくと姿を現す、万燈場。棚田群の一番奥にある天水田です。
康元元年(1256年)、峰向こうにある古刹・専敬寺の36世円道和尚が、親鸞聖人の弟子となった事から浄土真宗に改宗した際、それまで使っていた器物や経文を土中に埋蔵したことから「万燈場」と呼ばれるようになったと言われています。

万燈場

自然の作用を最大限に活かす

MANDOBAは、米づくりから酒造りまで、できる限り自然の作用の中でつくることを大切にしました。
里山に蓄えられる水のみが沁みだす天水田で、農薬や化学肥料を使わず、土地の力を引き出しながら自然の営みに沿ってつくったお米で仕込む日本酒。
手間をかけて、大切にしてきたからこそ、お酒にするときにもできる限り自然の作用によってつくりたいと願っていました。
そこでMANDOBAシリーズでは、失敗のリスクも覚悟の上で、昔ながらの伝統的で自然の作用に沿った醸造方法を選択することにしました。

MANDOBAの特徴
・昔ながらの手間暇をかけた伝統的製法「生酛造り」
・酵母を添加せず、蔵付き酵母による醸造
・栽培期間中農薬・化学肥料不使用の酒造好適米「五百万石」を100%使用
・酒蔵地下の湧水による仕込み
・純米酒
・精米歩合:70%

 

デザイン会社 × 酒蔵 × 酒屋 の共創と 、それぞれの新しい挑戦が生んだ酒

日本酒「MANDOBA」は、新潟にあるデザイン会社・酒蔵・酒屋による共創プロジェクトです。「日本酒で里山を未来につなぐ」という目的を共有しながら、構想段階から3社の専門性と発想を掛け合わせながら、日本酒づくりを進めてきました。

U・STYLE

新潟県新潟市にあるデザイン会社。「デザインで幸せをつくる」を合言葉に、ブランディングデザインの経験をベースに、デザインの思考や手法を地域の課題解決や未来づくりに取り入れて、自ら現場に身をおきながら様々なチャレンジをしています。
[挑戦]
里山を未来につなぐことを目的に、デザイン会社ながらも米づくりや日本酒造りに挑戦。酒蔵主導でなく、米のつくり手から始まる日本酒造りということも、新しい挑戦です。

 

竹田酒造店

MANDOBAの醸造を担う新潟県上越市の酒蔵。代表的な銘柄は「かたふね」。1866年(慶応2年)から酒造業を始め、現在9代目。10代目となる竹田春毅さんが、今回のプロジェクトに参加しています。
https://www.katafune.jp/
[挑戦]
「生酛造り/蔵付き酵母」による伝統的醸造方法への挑戦。できるだけ自然の作用でつくりたいU・STYLEの思いと、伝統的酒造りに挑戦してみたい竹田酒造店の思いが、タイミングよく出合い、生酛造り/蔵付き酵母による醸造に挑戦。竹田酒造店の現役世代にとっては初めての試み。

 

わたご酒店

今回の日本酒づくりをコーディネートする新潟県新潟市にある酒屋。祖父母が始めた酒屋を寺田和広さんが孫継ぎし、「Fun to Drink;」を合言葉に、これまでの酒屋の枠を超えて「楽しく飲む体験」をつくっている酒屋です。
https://watago-sake10.jimdofree.com/
[挑戦]
日本酒をつくりたい人の思いや描いている未来から、それを実現するための日本酒づくりをコーディネートし、酒蔵・作りたい人・生活者の間に立って、翻訳/コーディネートする、酒屋の新しい役割への挑戦。
U・STYLEの思いを聞いた寺田さんが、竹田酒造店さんを繋いでくれたことによって、このプロジェクトは実現しました。

 

里山の四季の営みを埋め込んだ5種類展開

MANDOBAは、飲む人が安塚の里山の季節や営みを少しでも感じながら楽しんでほしいと思っています。
そのため、同じ仕込みから味わいの変化が楽しめる5種類の日本酒をつくり、それぞれに安塚の里山の季節や営みに由来するタイトルや願いを込め、その時季にあわせて順次リリースすることにしました。

「芽出」(初春)

春の気配とともに雪が緩んでくると、田植えにむけた準備が始まります。
冬の間保管していた種もみを取り出し、選種などの工程を経て芽出しをします。
「今年も始まる。」
そんな期待が溢れる作業です。
[特徴]
・イメージ:春の里山の生命力
・微発砲
・直詰/生酒(要冷蔵)

「田休」(初夏)

6月には無事田植えが終わったことと稲の順調な生育を念じた「田休み節句」が行われます。裏山の笹で作った笹餅や、朴の葉でくるんだ赤飯が神棚や仏壇に供えられ、みなで酒を酌み交わし英気を養います。
[特徴]
・イメージ:フレッシュな山の恵み
・フレッシュ
・1度火入

「出穂」(夏)

8月上旬から下旬にかけて茎の中からさやを割って薄緑色の穂が出てきます。
早朝、露をたたえた美しい穂を眺めながら、その年の作柄を左右するこの時期の好天を、天に向かって祈ります。
[特徴]
・イメージ:若い穂が伸びやかに育つ頃の爽やかな夏空
・にごり(ロックやソーダでもおいしい)
・2度火入

「刈上」(秋)

山の粘土質の田んぼの稲刈りは、機械化が進んだ今でも簡単ではありません。
昔は、稲刈り、稲背負い、はさかけ、脱穀と、稲を米にするまでの過程すべてが手作業で行われていました。昔も今も、刈上はその1年が報われる、何にも変えがたい喜びです。
[特徴]
・イメージ:一年で最も米に恵まれる時期、米の香りをふくよかに愉しむ
・常温や燗でもおいしいふくよかさ
・2度火入

「越冬」(冬)

田んぼ仕事がひと段落する晩秋、冬を迎える準備に入ります。
雪国ならではの「雪室」を活用した貯蔵もそのひとつ。
「MANDOBA – 越冬 -」も安塚にある雪室で数ヶ月熟成させ、味わいを深めます。
[特徴]
・イメージ:もっとも上質なところを雪室で熟成させた特別な1杯
・雪室熟成
・ベストな中取り
・1度火入

 
 里山を未来につなぐ、私たちの取り組みをご支援いただければ幸いです

3/15より、Makuakeでクラウドファンディングをスタートします。5回に分けてリリースされる日本酒「MANDOBA(720ml)」や、完成パーティー参加、あなただけのオリジナルラベル制作などのリターンをご用意しています(詳細は下記をご覧ください)。日本酒を入口に、安塚の里山を未来につなぐ私たちの取り組みを、応援いただければ幸いです。(下記のリターン価格は MAKUAKE本体価格に送料、箱代を加えた税込価格です)

 

 

たくさんの方に味わって楽しんでいただき、安塚の里山の気配にまずは触れてみていただきたいと思っています。それがきっと、ポジティブな未来につながる軽やかな第一歩になると信じています。2023年3月15日より一ヶ月間、Makuakeにてクラウドファンディングに挑戦する予定です。ぜひ、ご支援お願いいたします!

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