E|未来をつくるみんなの学び場 vol.4「編集とは?」
U・STYLEの定期勉強会「E(イー)|未来をつくるみんなの学び場」Vol.4を開催しました。
4回目の担当はディレクターの片岡。勉強会名「E(イー)」にちなみ、テーマは「Edit=編集」。
現在、編集という言葉はさまざまなところで広範に使われています。
テレビやラジオ、書籍、雑誌といった媒体から、写真の編集、最近は「地域の編集」というワードも目にします。
たくさんの人の目に触れるもの、はたまたニッチな領域を取り上げるもの。
一口に編集と言っても、そのメディアの特性や志、果たしたい目的によって、
その思考回路は異なると思います。
今回題材にしたのは、都築響一 著『圏外編集者』と、みうらじゅん 著『ない仕事の作り方』。
前者、都築氏が制作した3つの書籍『TOKYO STYLE』『ROADSIDEJAPAN -珍日本紀行-』『夜露死苦現代詩』の、作られた背景にある著者の思いや時代背景がどのように編集に作用しているのかを学びました。
後者、みうら氏は「ゆるキャラ」「マイブーム」という言葉・ムーブメントの生みの親。ネガティブを面白がる発想や個人的な趣味を社会のムーブメントに広げるための思考や手法について学びました。
著書のタイトルを見ると、どうも社会を斜めから見ているように感じます。しかし、手がけた書籍にまつわるエピソードを知っていくにつれ、真っ直ぐにピュアな目線で社会を見つめているのではないだろうか?と感じるに至りました。
「編集とは〇〇である!」と答えを見つけられたわけではありませんが、ふたりの編集視点から、一人ひとりが世の中をどう眺めて、どう面白がるのか、発想のヒントに出会えた時間でした。
ディレクター | 片岡 |
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