里山ボタニカル展2022

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Date.2022.02.07

先月19日・10日、新潟市西蒲区角田浜のカーブドッチヴィネスパ 内・ギャラリー麻(現在は館内改装に伴い閉廊)にてU・STYLEが運営する「里山ボタニカル」の展示販売会を開催しました。

同会場での開催は2020年10月以来、2度目となります。2日間の会期でおよそ100名の方にご来場いただき、私たちが企画・デザインした商品や空間に触れていただくことができました。

 

 

 

里山ボタニカルは、代表・松浦の生まれ育った上越市安塚区にて、里山の風景を次の世代へ受け継ぐことを目的に2020年9月に立ち上がったブランド・プロジェクトです。

自生する植物、棚田で栽培しているお米、地域内でのつながりでいただく麹や塩——————里山には、美しく保たれた自然環境とそこに古くから根付き、形成された暮らしや文化があります。この展示販売会では、そこにある資源を抽出し、デザインやアートの視点で企画した商品や空間を通じて、美しさや生命力に溢れている里山に関心を持ってもらえることを目指しました。

会場では、里山ボタニカルのメイン商品である『麹チーズケーキ』や『野山のボタニカル茶』、『里山ハーバリウム』のほか、安塚区に住む70代の方に作っていただいた鍋敷やほうきなどのわら道具、入浴時に愉しめる『おふろハーブ』など、今回初お披露目となる商品も販売しました。

 

 

 

 

 

 

会場ではすでに私たちの商品を所有している方や、わらで作られた鍋敷きを手に「昔は実際にわらを加工しやすく叩いていたなあ」とお話ししてくださる方、ご家庭へのお土産に様々な味の麹チーズケーキやボタニカル茶を買ってくださる方も。また、いつもお仕事をご一緒しているクライアントの方々からも、プライベートの時間を割き、ご来場いただきました。

懐かしさを喚起したり、プロジェクトへの共感の想いをいただき、私たち自身がデザインの役割や可能性を改めて認識することができました。里山や棚田など、現地へ足を運び、目で見て、体で感じる——————実際のフィールドに出て、肌感覚で察知する“何か”を手がかりに、大切な風景やものごとを残していけるよう、これからもデザイン活動に取り組んでいきます。

このたびは足をお運びいただいた方々、行ってみたい、気になる、と関心を寄せていただいた方々、どうもありがとうございました。

 

 

 

 

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