
「米山トウキ」で心身を美しく
地域の資源と文化をつなぐ商品開発のデザイン
GOOD GRIND FARM「米山トウキ酵素」
Client | GOOD GRIND FARM |
---|---|
Creative Direction | Shutaro Matsuura |
Graphic Design | Haruka Fujita |
新潟県柏崎市谷根で活動するGOOD GRIND FARMの新商品、「米山トウキ酵素」のロゴデザインおよびパッケージデザインをU・STYLEにて行いました。
米山当帰(トウキ)は、新潟県柏崎市の霊峰・米山に古くから根付く薬草。漢方薬にも使われる当帰は、一般的に婦人病や血行促進に役立つ薬草として人々の健康に寄り添い、米山当帰もかつては「越後当帰」として流通していたそうです。戦後の薬事法改定などで薬草としての販売ができなくなるものの、米山山頂では魔除けとして販売され、玄関や軒下に飾る風習があったそうです。しかし時代の流れとともに山頂での販売も行われなくなっていきました。
そんな米山当帰の復活と継承に力を注いでいるのが、柏崎の谷根地区で活動するGOOD GRIND FARMの前畑彰洋さん。もともとは米山に自生していた米山当帰を自ら栽培し、食用販売や研究をしながら、米山当帰の復活や継承に取り組んでいます。
(米山当帰は、根を薬草として販売することはできませんが、葉を野菜として栽培・販売することは認められています。)
谷根地区でのフィールドワークの様子(2024年8月)

GOOD GRIND FARM 前畑彰洋さん

米山当帰

米山当帰の種

米山当帰の花

米山当帰を栽培している自然豊かな谷根地区

きれいな水が湧き、どこにいても水の音が聞こえる
古くから米山に自生し人々が大切にしてきた「米山当帰」を再び地域に根付かせ、地域の伝統と自然の恵みを未来に継承したいと願う前畑さん。そんな前畑さんによる米山当帰を生かした新しいチャレンジが「米山トウキ酵素」です。
農業研究のバックグラウンドを持つ前畑さんの調査によると、米山当帰の成分の豊かさは他の当帰と比較しても際立っている可能性が示唆され、日常で不足しがちな栄養を補い、心身の健康や美しさを内側から整えることが期待できるそうです。
そんな「米山当帰」と株式会社越後薬草による発酵技術を掛け合わせ、身体の内側から健康と美しさを引き出すことを目指した健康サポート食品として「米山トウキ酵素」は開発されました。
U・STYLEでは、地域の資源や文化をつなぐ前畑さんの思いや活動に共感し、「米山トウキ酵素」のロゴマークやパッケージデザインなどのブランディングデザインをサポートいたしました。







米山トウキ酵素 Instagram
https://www.instagram.com/yoneyama.touki
「米山トウキ酵素」が地域の美しい自然や文化をつなぐとともに、現代の暮らしに人々の健康に寄り添う存在となることを願っています。