「マン・レイと女性たち」
– Monthly message –
U・STYLEでは、クライアントの方々へ毎月発送している書類に、時々のメッセージやトピックを同封しています。ここでは、その”Monthly message”を転載してご紹介します。
もう一度展覧会が開催されたら、観に行きたいという思いを持ち続けてきた芸術家のひとり、
マン・レイの作品が新潟にやってきました。
「マン・レイと女性たち」が新潟市美術館で開催されると知り、はじまったばかりの展覧会に行くことにしました。
会場には、私のなかにこの作家を強く印象付けた作品「アングルのヴァイオリン」も展示されています。
20年以上前に観た当時の記憶はあまり残っておらず、一角で流れるモノクロ映像の実験的でかつアンニュイな空気が、
私のなかの“あの時の感じ”と照らし合わせ再確認できたマン・レイでした。
生涯で多くの女性たちと関わりながら、20世紀の激動のなか才能を発揮したマン・レイ。
知性とユーモアが漂う作品の裏側には「僕をみて、そばにいて」の孤独なメッセージがあるようにも見えます。
なんとなく、もうマン・レイと会うことはないような気がして、ポストカードを買って会場を後にしました。
株式会社U・STYLE
代表取締役 松浦 和美